開高健について

著作紹介

小説家 開高健の主な著作(現在文庫で発売中の作品)をご紹介します

小説・フィクション

パニック・裸の王様

ネズミの大発生の新聞記事から発想された文壇デビュー作「パニック」。打算と偽善と虚栄に満ちた社会で心を閉ざした少年の救出を描く「裸の王様」(芥川賞受賞)。ほか「巨人と玩具」「流亡記」など初期の代表的短編を収録。

新潮文庫

日本三文オペラ

大阪・旧陸軍工廠跡に眠る莫大な鉄材を狙う泥棒集団「アパッチ族」の圧倒的エネルギーを描く。20代の開高健が書き上げたピカレスク長編。

新潮文庫

輝ける闇

ベトナム戦争の従軍取材で九死に一生を得た開高が、生の異相を果敢に凝視し、戦争の絶望と醜さをえぐり出した書下ろし長編。

新潮文庫

夏の闇

ベトナムの戦場で著者が得た過酷な経験を基に、回復できない男の魂の彷徨を描く。開高自らが「第二の処女作」とする、傑作の誉れ高い純文学長編。

新潮文庫

ロマネ・コンティ・一九三五年

酒、食、阿片、釣魚など、魅惑のテーマを精緻な文体で描き切った傑作短篇集。「玉、砕ける」(川端康成文学賞受賞)「飽満の種子」「貝塚をつくる」「黄昏をつくる」「渚にて」「ロマネ・コンティ・一九三五年」の6編を収録。

文春文庫

流亡記/歩く影たち

古代中国で、万里の長城建設に駆り出された無名の青年に開高自身の想いを託した、初期傑作中編として名高い「流亡記」。そして、川端康成文学賞受賞短編「玉、砕ける」を含む、ベトナム・中近東・アフリカでの死を賭した悲惨で壮絶な戦場体験を結晶化させた短編集『歩く影たち』の夢の合本版! 自らの目で世界を見つめ続けた作家・開高健の"異世界モノ"傑作小説集。

集英社文庫

新しい天体

作品ごとに新しい表現に挑み続けた開高健が、美味・食味という“新しい天体”を得て文体の実験に挑戦。日本列島、疾風怒濤のガチうま食レポ紀行!

ちくま文庫

破れた繭 耳の物語 1

誕生から大学卒業までの青春を、《音》によって再現した、一人の男の耳の記憶の物語。続編に『夜と陽炎 耳の物語2』も。日本文学大賞受賞。

岩波文庫

開高健短篇選 大岡玲編

デビュー作から死の直前に書き遺された絶筆まで、作家の生涯を一望する。「パニック」「巨人と玩具」「裸の王様」「なまけもの」「森と骨と人達」「兵士の報酬」「飽満の種子」「貝塚をつくる」「玉、砕ける」「一日」「掌のなかの海」の11篇を収録。

岩波文庫

エッセイ・ノンフィクション

ずばり東京

大阪人・開高健がアジア初の五輪開催を前に急速に変貌する60年代の大都会・東京に、問いかけ、会い、仰天し、挑み続けた一年間の週刊連載ルポ。

光文社文庫

ベトナム戦記

特派員としてベトナム戦争へ行っていた開高健が「週刊朝日」に毎週送稿し、帰国後自ら大急ぎでまとめ、緊急出版された。ルポ文学の一つの頂点。

朝日文庫

フィッシュ・オン

アラスカ、西ドイツ、ナイジェリア、エジプト、タイなど各地・各国での釣り紀行を収める。「釣りを文学にした」と評されるロングセラー。

新潮文庫

地球はグラスのふちを回る

世界の酒場を巡歴した開高健が、忘れ難き名酒・珍酒、酒にまつわる小咄、酒への愛を語り尽くす。開高ワールドへの絶好の入門書。

新潮文庫

オーパ!

ブラジル・アマゾンで巨魚、怪魚を追い、大自然の奥深くで「オーパ!」(驚き)の声をあげ続ける。釣魚・紀行・文明論ノンフィクションの古典的名作。つづく「オーパ、オーパ‼」シリーズに「アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇」「アラスカ至上篇 コスタリカ篇」「モンゴル・中国篇 スリランカ篇」もある。

集英社文庫

開高健ベスト・エッセイ集

文学から食、ベトナム戦争まで――おそるべき博覧強記と行動力。「生きて、書いて、ぶつかった」開高健の広大な世界を凝縮したエッセイを精選。(小玉武=編)

ちくま文庫

魚心あれば 釣りエッセイ傑作選

「私の釣魚大全」など、若い頃から晩年まで数多くの釣りエッセイ、紀行文の中から選りすぐりを収録。

河出文庫

魚の水(ニョクマム)はおいしい 食と酒エッセイ傑作選

ベトナム、パリ、中国、日本などの美味しいものを巡る記憶。舌とペンで精緻にデッサンして本質をあぶり出す食と酒エッセイ傑作選。

河出文庫

瓶の中の旅 酒と煙草エッセイ傑作選

世界を歩き、酒場で煙草を片手に飲み明かす。「瓶のなかの旅」「書斎のダンヒル、戦場のジッポ」など酒と煙草エッセイ傑作選。

河出文庫

開口一番 開高健エッセイ選集

饒舌にして、寡黙。豊穣なる言葉の花々が人を酔わせ、浄化する。入手困難だった〈快楽〉と〈花〉の名エッセイ2作「開口一番」「眼ある花々」を収録。

集英社文庫

上記のリストにある著作は、現在文庫として書店やオンライン等で発売されている作品のみを掲載しております。あらかじめご了承ください。